FIREという生き方は憧れます。
- 会社から解放された人生
- 何にも束縛されない自由な生き方
には夢を感じてしまいますよね。
僕は現在、FIREを目指し日々頑張っていますが、同時に
FIREという生き方は本当に幸せなのか?
という疑問も少なからずあります。
そこで実際に、
気にもなるもの。
この記事では、そんなことを考えされてくれるような本をご紹介します。
FIREを目指している、FIREに憧れている人には、ここで一度立ち止まって考えてみるのもいいかもしれません。
本当の幸せが見えてくるかもしれませんよ。
FIREという生き方は憧れ

FIREとは、「Financial Independence Retire Early」の略で、経済的に自立し早期にリタイアした生活を送ることを意味します。
一般的には若い時から貯蓄や資産運用をし、40歳からとか50歳から夢のFIRE生活に入ったなんて言っている人をSNSなどでよく見かけます。
貯蓄や資産がない
でも僕の場合は、貯蓄も資産も全くありません。
それでもFIREの道を選んだのは、ブログという収入で成し遂げたかったんです。
貯蓄や資産がなくても、
だと思っています。
ブログを選んだのは収入の種類が不労所得に近いから。
ブログの収入は完全な不労所得とは言えませんが、それでもブログに携わらない時間でも収益が発生するので近いものがあります。
その憧れの生活を得たくて日々奮闘しています。
でもこれがなかなかうまくいかない。
当たり前ですよね。
そんな簡単にいったらみんなやります。
でも動かなくては何も変わらない。
そんな精神でやっています。
FIRE生活ってどんな感じ?
憧れのFIRE生活。
実際に達成した人はどんな生活を送っているのかは気になるところです。
でも知り合いにいるわけでもなく、SNSなどでたまに目にしたりしますが、投稿されているものはいい部分しか見えません。
・本当にいいことだらけなのか
・苦労することはないのか
・そのままずっと幸せなのか
などの疑問も同時に湧きます。
そんな時に憧れのブロガーの1人「ヒトデさん」のこんな本が目に入ったんです。
FIREで早期退職したその後は?が知れる本!

その本とは、
もちろん最初はFIREという文字に反応しあらすじを調べると、様々なFIRE生活を送っている人が紹介されています。
実際に読み進めると、いろんなFIRE生活を送っている人たちを例にあげ、ストーリーが進んでいきます。
流れは物語風に書かれており、僕と同じようにFIRE生活に憧れて日々奮闘している「智也」というサラリーマンが主人公。
そこに喋る猫が突如現れ、いろんな人のFIRE生活を見ていき、様々なことを感じていくという流れで進んでいきます。
最後は感動的なエンディングに。
FIRE生活者のこともわかり、そこから考えされられることも多く、FIREを目指す人には一押しの1冊です。

いろんなFIREパターンを体験

前項でも書きましたが、この本の中にはいろんなことでFIRE生活を達成した人たちが出てきます。
貯蓄や資産運用で叶えた人も出てくるし、他のことでFIRE生活を送っている人も。
この本でのFIRE生活とは、会社勤めの生活から脱出して自分を主体に生活している人たち。
時間にもお金にも不自由なく生活することが理想の形にありましたが、どうやらそれだけではなようです。
ので、生き方の幅が広がると思います。
FIREで早期退職したから幸せとは限らない

FIRE生活は、人生の1番の幸せだと思って日々頑張ってます。
この本を読んで、FIRE生活だけが幸せとは限らないと気づかされました。
普通に考えれば、お金も時間も自由になるというところが追い求める理想の形です。
が、どうやらそれだけでは「幸せ」というものは手に入れられないということも。
なぜ?
と思ってしまいます。
いろんなFIRE生活者の事例を見ながら進んでいく智也と猫の会話にも、そんな気づきの部分がたくさん出てきます。
この本が教えてくれたFIREで早期退職したその後が幸せになるには

この本は、どのFIRE生活者の事例からも、ためになることがたくさん示されています。
ただFIRE生活を追い求めるだけではなく、
です。
いくつか心を揺さぶられた箇所をあげてみます。
自分の価値観を知り優先順位をつける
とにかく、重要なのは自分の価値観を知り、優先順位を知ることです。優先順位が高いことを我慢してFIREを達成しても、それはつまり我慢をし続ける人生です。そんなの、虚しいだけですし、いつか必ず破綻します。
本書P86より

何がなんでもFIREするぞ!
と決心して日々頑張り続けても、精神的に持たなくなってきます。
FIREを達成するために、やりたことを全て我慢して追い続けるのは、精神的にも窮屈になりモチベが続きません。
全てのことを封印すると、



なんのために頑張っているんだ
っていう気持ちになってきます。
だからといって、全てやりたことをやりながら目標を追いかけるのも無理。
そうならないためにも、自分の価値観を見つめ直し本当にやりたことをしっかりと把握することが大事です。
それをやることにより、FIREを達成した後に本当に自分がやりたかったことも見失うことなく、FIRE生活の幸せを感じることができます。
FIREを達成するための楽な道はない
FIREを目指すのであればなおさら、絶対に覚えておいてほしいことがあります。それは””おいしい話””でFIREした人は1人もいないということです。低確率などではありません。ゼロ人です。
本書P150より
これは本当にそうだと思います。
僕も8年間ブログでFIREを目指していますが、これまでいろんなセールスがありました。
- 1日◯分作業で~万円
- コピペするだけで月収~万円
とか、魅力的に映るセールスの嵐。
でもこれらは100%詐欺です。
そんな簡単に収益を出せるなら誰も苦労しません。
もしそんな方法があるのなら、人に教えず自分だけこっそり使い売り上げを大量に上げます。
ブログも楽に収入が入ると思われている人もいますが、簡単ではありません。
他のこともそうですが、成功している人を見ると、簡単にとか楽にとか見えてしまいがち。
成功した時の姿しか見ていないので、そう見えているだけなのです。
それを知らないと、上部だけの甘い言葉に乗ってしまい痛い目に遭います。
楽な道はないのです。
仕事の捉え方
喋る猫:「動画サイトは人を集めて、集めた場所に広告を流し、広告主からお金をもらうというビジネスモデルです。その発言をした方は、“動画サイトに人を集める”という価値を動画サイトに提供しました。きっと再生数に応じて、報酬をもらうこともできたでしょう」
本書P180より
智也:「そう言われると、仕事だね・・・・・・」
喋る猫:「そうです。仕事とは、お金稼ぎのことではありません。社会の誰かの役に立つこと”です。誰かの役に実際に立ったとき、その対価にお金がもらえるんです」
僕もそうでしたが、仕事というと、
という風に捉えていました。
でも実際には、
社会(他の誰か)の役に立つと、その対価でお金がもらえるというのが仕事の本質
です。
FIRE生活を送っている人の中には、SNSや YouTubeなどで稼いでいて、まるで遊んでいるだけで稼いでいるみたいに写ります。
実際にはそれを見ている視聴者がいて、その人たちに
- 何かしらの役になっている
- 見てて面白い
- 笑える
- 勉強になる
などのコンテンツを提供した対価としてお金を貰っているわけです。
これも仕事の本質を見ると納得しますよね。
サラリーマンのように、とにかく我慢とか忍耐とかでお金を貰う感覚を持ちやすいですが、人の役に立つということはいろんなことがあります。
我慢するだけが仕事ではない、といことに気付かされました。
自分が本当にやりたい仕事を見つける方法
わたしが今まで見てきたニンゲンで、仕事選びで失敗する方はもれなく”職種だけ”で仕事を選んでいます。ネコが好きだから、ネコの雑誌の会社で働く!といったイメージです。もちろん全く意味がないとは言いませんが、重要なのは職種”ではなく”実際にどんな業務を行うか”です
本書P208より
ここはかなり重要なポイントです。
僕も今まで職種しか見てきませんでした。
だから仕事のことが本当に好きになれなかったのかもしれません。
自分がどんなことをするのが好きなことかに注目する。
例えばパソコンだとして、
- パソコンの何が好きなのか
- パソコン本体をいじるのが好きなのか
- プログラムをするのが好きなのか、
- タイピングが好きなのか
などの、何をしているときが好きなのかをの細かいところを見る。
そんな視点から仕事選びをすると、仕事自体好きなものになるということに、かなりの納得です。
まとめ


FIREと一口で言っても、
- 今の仕事を辞めたい
- 楽な生活ができる
とかの考えで目指すと、その後不幸な生活を送ることがあるということをしっかりと教えてくれた本です。
幸せとは、
という大事なことを教えてくれました。
FIRE生活を手に入れられたとしても、その後にどうしたいのかをイメージしておかないと、逆に不幸になることもありえるのです。
FIRE生活は憧れるし僕も目指していますが、その後のビジョンまで明確にすることもセットで考えたいですよね。


コメント